アラカルトで春を

アラカルトで春を

Sign up to track reviews and ratings

Read by: アルク

Language: Japanese

Length: 15 minutes

Publisher: 株式会社アルク

Release date: 2015-07-13

O・ヘンリー(1862-1910)は、アメリカ・ノースカロライナ州グリーンズボロ生まれ。15歳から叔父が経営するドラッグストアで働き始め、19歳になるとテキサス州へ移って牧場で働く。その後、オースティンに居を構え、製薬会社や土地管理事務所に勤めたり議の九の出納係をしたりする。この時代にアソル・エスティスという女性と結婚し、彼女の勧めもあってスケッチ風の小品を書くようになる。銀行に勤めるかたわら新聞社の経営にも手を染めたが、多額の借金に追われ、銀行から公金横領の嫌疑をかけられて退職に追い込まれる。1896年に銀行の告発により逮捕されるが、裁判を目前に逃亡し、ニューオーリンズ、ホンジュラスと流転の生活を続ける。やがて妻危篤の知らせを受けて帰国し、1898年に自首。5年の実刑を受ける。獄中からも雑誌への投稿を続け、出獄後1902年にニューヨークに進出して本格的な文筆活動を開始。精力的に執筆を続け、一躍流行作家となるが、1910年、肝硬変と心臓病で生涯を終える。『アラカルトで春を』は、1906年に出版された短編集The Four Millionに収められている。